林芙美子記念館
|
記念館は、林芙美子さんが亡くなるまで住んでいた家です。200冊も本を読み、設計、大工、材料にも相当こだわって造られたとのこと。昭和16年に建てられた家ですが、保存状態がとてもよく、今すぐにでも住めそうです。
ボランティアガイドの方が隅から隅まで、つきっきりで解説してくれました。瓦、お風呂、畳、外壁の一部は修復したそうですが、殆どが当時のまま残されているそうです。質の良い材料を使い、腕の良い大工さんが造っているからでしょうか、建具にも歪みがなく、今でも毎日雨戸を開け閉めしていると言っていました。廊下も米ぬかで磨かれてぴかぴかです。
京都に職人を連れて何度も通い、茶室の要素を取り入れた家は、シンプルだけど細部にものすごくこだわって造られています。柱や天井の木は一つ一つ丁寧に加工され、大工さんは相当大変だったと思いますよ・・・とガイドさんが言っていました。
どこかで聞いたような台詞です。azuki家を作ってくれている大工さんも、こんな手間が掛かる家、誰もやりたがらないよ!と言ってました(汗)。毎日緊張して仕事してるとか。そう言いつつ、生き生きして仕事をしている大工さん。実は楽しいらしいです(笑)。
あと1ヶ月ほどで、林芙美子邸でも紅葉が見られます。お近くの方、是非一度行ってみてくださいね。
ガルバ雨樋登場以来、自然と雨樋にも目がいきます(笑)。一枚の板金から雨樋を作っていたので端が中華饅のような絞りがありあす。